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【30年春闘】ベア獲得率が過去5年で最高 金属労協「賃上げの裾野が拡大」 

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【30年春闘】
ベア獲得率が過去5年で最高 金属労協「賃上げの裾野が拡大」 

3月14日、春闘の集中回答日で、会見する金属労協の高倉明議長(右)と野中孝泰副議長=東京・日本橋(飯田英男撮影) 3月14日、春闘の集中回答日で、会見する金属労協の高倉明議長(右)と野中孝泰副議長=東京・日本橋(飯田英男撮影)

 自動車や電機などの産業別労働組合でつくる金属労協は3日、今春闘で給与水準を一律に引き上げるベースアップ(ベア)を同日までに獲得したのは1065組合だったと発表した。獲得率は73・7%と昨年の同時期より11・7ポイント高く、過去5年で最も高かった。ここ数年のベア獲得率は6割程度だったが、今年は現時点で7割を超えたことで、金属労協は「賃上げの裾野が広がっている」と評価している。

 ベアの平均回答額は月額1452円と昨年の同時期を257円上回った。ベアの賃上げ率は算出していないものの0・5%程度とみられる。働いた年数に応じて基本給が増える定期昇給(定昇)は1・8~2%とされ、両方を合わせると、月額賃金の賃上げ率は2・3~2・5%程度とみられる。現時点では、安倍晋三首相が産業界に呼びかけた3%には届いていないようだ。

 ベアを規模別にみると、大手(組合員数1千人以上)は339円高の1465円▽中堅(300~999人)は257円高の1364円▽中小(299人以下)は221円高の1489円-で、いずれ昨年を上回った。中小のベアは昨年に続き大手を上回っている。

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