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【仮想通貨まるわかり】(6)マイニング さながら現代版ゴールドラッシュ

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【仮想通貨まるわかり】
(6)マイニング さながら現代版ゴールドラッシュ

 仮想通貨の代表格であるビットコインは、日本円や米ドルなどの法定通貨と違い、政府や中央銀行のような権威を持った発行主体が存在しない。取引データの記録作業を行う事業者が参加するネットワークの中で、最も早く作業に成功した事業者に報酬としてビットコインが「発行」される。

 データの記録作業は、ビットコインを掘り起こすイメージから「採掘(マイニング)」、事業者は「採掘者(マイナー)」と呼ばれる。採掘は取引データの整合性を取りつつ記録を追加していく作業で、中銀などの代わりに取引の正当性を監視する重要な仕組みだ。

 採掘には複雑な数式を解かなければならず、世界中の採掘者は膨大な数の高性能コンピューターで計算を競い合う。コストはかかるものの価格が高騰するビットコインを得られるうまみは大きく、「現代版ゴールドラッシュ」の様相だ。

 ただビットコインの発行上限は2100万枚と決まっている。すでに1600万枚超が発行され、2140年ごろには全て発行される見通しだ。上限に近づくほど計算は複雑になり、採掘が難しくなる。上限に達すると、採掘で得られるのは取引手数料のみとなる。

 一方、仮想通貨交換業者大手コインチェックから流出した「NEM(ネム)」は、すでに上限の約90億枚が発行済み。記録作業は「収穫(ハーベスティング)」と呼ばれ、ネムの大量保有者が作業を行うことができ、対価として取引手数料が得られる。

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