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【春闘速報】
人材確保の危機感が後押し トヨタ、終わりまでもつれ

集中回答日を迎え、ボードに書き込まれる自動車大手の回答=14日午後、東京都中央区 集中回答日を迎え、ボードに書き込まれる自動車大手の回答=14日午後、東京都中央区

 平成30年春闘は好業績を背景に、主要製造業が前年を上回る水準のベースアップ(ベア)に踏み切る。待遇を改善し、優秀な人材を確保しなければ競争力低下を招くとの危機感が後押ししたようだ。

 自動車大手の交渉は盟主のトヨタ自動車が最終盤までもつれこんだ。電気自動車(EV)や自動運転の台頭で経営環境が変化しており、労務費のかさ上げにつながるベアに経営側が慎重な姿勢を続けたが、前年実績超えで応える。

 電機大手は長らく業績低迷に苦しみ、人への投資が遅れてきた側面もある。待遇改善をアピールしなければ、好調が続く電子部品業界や海外に人材が流れかねない。

 近年はITの発達で自動車や電機といった業界間の垣根が低くなる一方、技術者は慢性的に不足し、人材の奪い合いになっている。待遇改善と同時に、働き方の見直しも急務だ。

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