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【経済インサイド】「高アル」で缶べろ?「ストロング系」ビール・缶酎ハイ人気のウラに厳しい家計事情

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【経済インサイド】
「高アル」で缶べろ?「ストロング系」ビール・缶酎ハイ人気のウラに厳しい家計事情

 各社とも高アルに力を入れるのはここ数年の高い販売実績があるからだ。5年ほど前に登場した高アル缶酎ハイをきっかけに、高アル全体の販売量は毎年10%以上伸び続けており、29年実績でアサヒの缶酎ハイ「もぎたて」は前年比約3割増、サントリーの缶酎ハイ「-196℃ストロングゼロ」も13%増を達成している。28年に限定発売だったサッポロの缶酎ハイ「超男梅サワー」は3倍超も増えた。

 最近は品質向上で高アルビールも伸びており、昨年7月に発売されたサントリーの第3のビール「頂」は年末までに222万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を販売。キリンの第3のビール「のどごしストロング」は1月23日の発売以降、すでに100万ケースを突破し、「他の新商品に比べ販売ペースが速い」(同社)と高い評価を得ている。

 高アル好調の背景には、景気回復の波に乗れない厳しい家計の状況がある。

 総務省の29年の総世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は1カ月平均24万3456円となり、物価変動を除いた実質で前年比0.2%減と4年連続の前年割れ。厚生労働省の毎月勤労統計調査では、29年の実質賃金(速報)は0.2%減と2年ぶりのマイナスに転じ、労働者の購買力の低下が浮き彫りとなっている。

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