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新潟大 日本酒学センター4月設立 清酒産業の振興も後押し

日本酒学センターの設立を鏡開きで祝う(左から)米山隆一知事、新大の高橋姿学長、県酒造組合の大平俊治会長=9日、新潟市中央区の朱鷺メッセ(市川雄二撮影) 日本酒学センターの設立を鏡開きで祝う(左から)米山隆一知事、新大の高橋姿学長、県酒造組合の大平俊治会長=9日、新潟市中央区の朱鷺メッセ(市川雄二撮影)

 新潟大は県や県酒造組合と手を組み、日本酒をあらゆる角度から学問として研究する拠点「日本酒学センター」を4月1日に発足させる。座学から酒蔵での実習まで3つの講座を学内で立ち上げ、市民向けの公開講座も実施し、県が誇る清酒産業の振興にもつなげたい考えだ。

 講座は日本酒の歴史や醸造技術、宴席のマナーなど基礎的な「A1」▽経済との関係や脳への影響などを探る「A2」▽県醸造試験場での利き酒や酒蔵での実習など20歳以上を対象とした集中講義の「B」。講義は4月11日にスタートする予定で、新大の教授陣のほか、他大学の教授や同組合の幹部らが講師を務める。

 新大と県、同組合は昨年5月に協定を結んで準備を進めてきた。産官学が連携した日本酒学の拠点化は世界初という。研究や教育面だけでなく、国際交流や情報発信にも取り組む。

 新潟市中央区の朱鷺(とき)メッセで9日開いた記者会見で、新大の高橋姿学長は「総合大学の特徴を生かし、学問として結実させたい」と話した。同組合の大平俊治会長は「新大をフォローし、アイデアを出したい」と意欲をみせ、米山隆一知事は「新潟で日本酒をジャッジするシステムをつくるのが大きな野望だ」と述べ、日本酒に関する物差しや基準づくりに期待を寄せた。県は今後、関連するシンポジウムの開催などで支援をしていくという。

 同様の取り組みでは神戸大が「日本酒学入門」の開講を10月に予定している。

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