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【経済インサイド】野菜高騰のウラで急増していた中国野菜の輸入 安全性は大丈夫か?

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【経済インサイド】
野菜高騰のウラで急増していた中国野菜の輸入 安全性は大丈夫か?

 また、26年度に中国から輸入された食品については、70万3053件の輸入届け出件数に対して202件の食品衛生法違反があり、違反率は0.03%。全輸出国における違反率は0.04%で、中国からの輸入食品の違反率が特に高い状況ではないと説明する。

 だが、日本の検疫体制の甘さを指摘する専門家もいる。昨年8月に厚労省が発表した「輸入食品監視指導計画に基づく監視指導結果」によると、28年度の輸入食品の検査率はわずか8.4%で、9割以上の輸入食品が無検査で輸入されているという。

 さらに、この検査率は年々低下傾向にある。20年度に約13%だった検査率はこの8年間で約5%も低下。輸入食品の急増に対し、国の輸入食品検査体制が追いついていない現状が問題視されているのだ。

 厚労省は、こうした指摘に対し、「食品衛生法違反を一定の確率で把握できるよう、食品群(171分類)や検査項目(動物用医薬品、残留農薬、添加物など)ごとに統計学的な考え方に基づいて年間計画を定めて検査している」と説明。「検査の結果、法違反の可能性が高いと判断される食品については、輸入の都度、全ロット検査をするよう輸入業者に命じ、食品衛生法に違反する食品が輸入されないよう取り組んでいる」とするが、いまいち要領を得ない説明だ。

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