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「迷惑料」1.5億円拠出へ マグロ取りすぎの漁協

定置網にかかった小型のマグロを海に返す漁師=北海道函館市沖 定置網にかかった小型のマグロを海に返す漁師=北海道函館市沖

 北海道函館市の南かやべ漁協が、国際合意で漁獲量が規制されている太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)を定置網で大量に漁獲した問題で、「迷惑料」として約1億5千万円を拠出する方針を決めたことが28日、分かった。支払先や使途は、日本定置漁業協会(東京)と今後協議する。

 同漁協は昨年12月、市場価格などから利益を算出し、約1億円を支払う方針を明らかにしたが、他地域の漁業者から反発があったため増額した。

 定置網漁の漁獲量は北海道など20道府県で共同管理し、今期(昨年7月~今年6月)は全国で580.5トンと設定。うち北海道の枠は57トンだが、昨年11月までに602トンと全国の枠を超過。このうち同漁協だけで452トンと突出していた。

 今年1月には、定置網漁だけでなく、一本釣りやはえ縄漁なども含む今漁期の国内漁獲量が年間上限の9割を超え、水産庁が全国の漁業者に操業自粛を要請。枠が余っていた地域からは「取った者勝ちだ」との批判が高まっていた。

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