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AIG損保 転居伴う異動廃止へ 転勤多い金融業界に一石 

記者会見後、チームスポンサーのAIGジャパン・ホールディングスのロバート・ディノン社長兼CEOと写真撮影に応じる五郎丸歩など世界選抜のメンバーら=23日、東京都内(奥村信哉撮影) 記者会見後、チームスポンサーのAIGジャパン・ホールディングスのロバート・ディノン社長兼CEOと写真撮影に応じる五郎丸歩など世界選抜のメンバーら=23日、東京都内(奥村信哉撮影)

 AIG損害保険が、働き方改革の一環で全社員を対象に転居を伴う人事異動を廃止することが11日、分かった。国内を13のエリアに分け、異動は原則としてエリア内に限定する。転勤が多い金融業界で、全社員を対象に働く地域を限定するのは異例で、専門家も「画期的な取り組みだ」と注目。業界の働き方改革に一石を投じる可能性がある。

 AIG損保は共働きや介護をしながら働く社員が増えていることから、働きやすい環境を整備する。まずは7月から13エリアのうち2つのエリアで試験導入する方向で調整している。来年1月には対象を約7千人の全社員に広げ、国内のAIGグループ全体でも同様の取り組みを始める。

 銀行など多額の現金などを扱う金融業界は不正防止の観点から異動や転勤が多いとされる。金融庁も監督指針で、長期間にわたり同一業務に従事させることがないよう求めているほか、年1回は1週間以上職場を離れ、業務を引き継いだ第三者が仕事内容を確認できる方策をとることなどを要求している。そのため、就職活動でも人気が高い金融業界だが、全国転勤を敬遠する学生も少なくない。

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