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【経済ななめ読み】
関西人、ホンマに商売上手なの?

 大阪屈指の繁華街・ミナミ。メインストリートの戎橋筋や心斎橋筋は外国人観光客でにぎわい、行き交う人の声は関西弁より、中国語や韓国語の方が多く感じる日もある。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によると、平成29年の関西の訪日外国人数は前年比17.8%増の1207万人で、関東の1457万人に迫りつつある。近畿2府4県の人口は2千万人ほどだから、外国人客の多さをひしひしと感じるのもうなずける。

 訪日外国人の旺盛な購買意欲に期待が高まる関西。しかし、そのチャンスをまだ十分に生かし切れていないかもしれない。訪日外国人の消費額(推計)では、関東は2兆902億円で、関西の1兆1584億円に比べて1.8倍も多い。1人あたりでもみた消費額でも関東は関西の1.4倍だ。

 関西人は「商売上手」との気概は強いが、果たしてそうなのか。首都圏よりも物価が安いという違いはあるにせよ、お金を落としてもらえる魅力が関西に足りていないとすれば、東西の経済格差は開くばかり。訪日外国人客の多さだけをみて油断してはいけない。(一)

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