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黒田東彦氏へ日銀総裁続投打診 安倍首相、脱デフレ・異次元緩和を評価

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黒田東彦氏へ日銀総裁続投打診 安倍首相、脱デフレ・異次元緩和を評価

 安倍晋三首相は、4月8日に任期満了を迎える日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁(73)に続投を打診する方針を固めたことが9日、分かった。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の第1の矢である「異次元の金融緩和」を指揮し、「もはやデフレではない状況を作り出した」(安倍首相)功績を評価した。黒田氏は2期続けて総裁を務めることになる。複数の政府関係者が明らかにした。

 黒田氏は、財務官やアジア開発銀行(ADB)総裁を務めた後、白川方明(まさあき)氏の後任として平成25年3月20日付で第31代日銀総裁に就任した。大量の国債買い入れやマイナス金利政策の導入により、超円高の是正や雇用回復を通じて景気拡大を下支えしてきた。

 安倍首相は今月6日の衆院予算委員会で、黒田氏が取り組んできた大規模緩和策が「市場の空気を変えていく力になった」と評価。黒田氏も「強力な金融緩和を粘り強く進めていく」と継続する姿勢を示していた。金融市場でも「緩和が継続することで、市場の安定性につながる」と続投を期待する声が多かった。

 ただ、今後5年間は大規模緩和を手じまいする「出口戦略」が課題。超低金利が長期化すると地方銀行の経営悪化など副作用も大きくなる。黒田氏はこれまで日銀が掲げる物価上昇率2%目標の実現が遠いとして「時期尚早」と出口の議論を避けてきたが、再任時は明確な説明が求められる。

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