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【サイバー潮流】平昌五輪がサイバー攻撃の餌食に いまのままでは東京五輪「大惨事」の警告

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【サイバー潮流】
平昌五輪がサイバー攻撃の餌食に いまのままでは東京五輪「大惨事」の警告

2月9日に開幕する平昌五輪。開催前からサイバー攻撃に見舞われ、不安が広がっている(AP) 2月9日に開幕する平昌五輪。開催前からサイバー攻撃に見舞われ、不安が広がっている(AP)

 平昌五輪が開幕を迎える中、五輪の関連機関などを狙ったサイバー攻撃が警戒されている。すでに昨年末に、関連機関の機密情報を狙う攻撃が発覚。近年、五輪やサッカーのワールドカップ(W杯)の開催時期に合わせたサイバー犯罪が増加しており、攻撃能力も徐々に上がっている。2020年の東京五輪では、攻撃能力がピークに達している恐れもあり、対策強化は不可欠だ。(外信部 板東和正)

巧妙で悪質な攻撃

 「五輪へのハッカー攻撃が本格的に始まった」

 1月6日。米情報セキュリティー企業「マカフィー」の調査内容を耳にした国際オリンピック委員会(IOC)関係者は表情を硬くした。

 マカフィーの調査は、平昌五輪に関連する機関の機密情報を狙うサイバー攻撃を確認したというものだった。攻撃は、昨年12月22日から始まった。

 攻撃の内容は、関連機関に「農林部および平昌オリンピックが開催」というタイトルの文書を韓国語のメールに添付して送信。文書のテキストやメールの画像にマルウエア(不正なプログラム)を潜ませる攻撃手法などが使用されていた。具体的な被害の有無は不明だが、感染すると機密情報が流出した恐れがある。主にアイスホッケー関連の団体が標的にされたが、支援業務などを行う他の多くの組織も狙われた。調査の結果、メールはシンガポールのIPアドレスから送信されていたが、攻撃を行ったハッカー集団は特定できていないという。

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