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【仮想通貨流出】金融庁、コインチェックに立ち入り検査 異例の報告期限前

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【仮想通貨流出】
金融庁、コインチェックに立ち入り検査 異例の報告期限前

コインチェック本社が入るビル 仮想通貨「NEM」が流失したコインチェック本社が入るビルの前には警察官の姿が見られた=1日、東京都渋谷区(桐山弘太撮影) コインチェック本社が入るビル 仮想通貨「NEM」が流失したコインチェック本社が入るビルの前には警察官の姿が見られた=1日、東京都渋谷区(桐山弘太撮影)

 金融庁は2日、不正アクセスにより580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した仮想通貨取引所運営大手コインチェック(東京)に対し、改正資金決済法に基づき立ち入り検査に入った。顧客の補償に充てる原資が十分かなど財務内容を早急に調べる必要があると判断した。麻生太郎金融担当相は記者会見で「利用者の(資産の)保全を確保する観点で立ち入り調査した」と説明した。

 仮想通貨取引所への立ち入り検査は初めて。金融庁は、経営管理体制の強化と責任の所在の明確化など4点を13日までに書面で報告するよう求めているが、これまでの調査では説明に不明瞭な点も多く、社会的関心も高いことから期限前に立ち入り検査に踏み切る異例の措置を取った。

 安全管理対策の状況や、顧客と会社の資金を分けて管理しているかも調べる。金融庁は2日、国内の全仮想通貨取引所に対しても、安全管理体制について同日中に報告するよう命じた。

 コインチェックは、流出したネムを預けていた全顧客約26万人に対して、流出発覚後の価格下落を反映した総額約460億円を自社の現預金で返金する方針を示している。ただ、返金余力の根拠を示していない。

 コインチェック本社が入る東京・渋谷のビルには2日朝、雪交じりの悪天候の中、金融庁の検査官10人が通用口から入った。ビルの入り口には「弊社オフィスにおける個別の対応が困難な状況」などと書かれた看板が掲げられた。

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