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【日曜経済講座】中国台頭めぐる国際的リスク 対中「有志連合」日本主導に期待 中部大特任教授 細川昌彦

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【日曜経済講座】
中国台頭めぐる国際的リスク 対中「有志連合」日本主導に期待 中部大特任教授 細川昌彦

 その意義は鉄鋼だけにとどまらない。将来、同様に過剰生産が懸念されるアルミ、セメントなどの素材や半導体といった他の分野で国際的なルール作りを進める上でも、この手法はベースとなる。

 もう一つは、アジア太平洋経済協力会議(APEC)で、日本が主導してインフラ協力についてのルール作りが合意されたことだ。狙いは、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」での中国の手法を牽制することにある。

 中国は途上国に返済能力を超える「貸し込み」を行っている。スリランカの港湾整備では、多額の借金返済の代わりに超長期の使用権を得ており、軍事拠点化が懸念される。入札の開放性も問題だ。先進国にはアンタイド(ひも付きにしない)が義務付けられているが、これに縛られない中国は自国企業からの調達をタイド(ひも付き)にしている。

 こうした手法を牽制するためには、何らかの国際的ルールが必要だろう。日本が主導して、APECでその一歩が踏み出せたことは重要だ。

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