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【経済インサイド】EV本当に出遅れているのか 100年に一度の変革期でトヨタ“豹変”?

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【経済インサイド】
EV本当に出遅れているのか 100年に一度の変革期でトヨタ“豹変”?

ハイブリッド車で培った技術が電気自動車にも応用できると強調するトヨタ自動車の安部静生常務理事(左)=2017年11月27日、東京都江東区 ハイブリッド車で培った技術が電気自動車にも応用できると強調するトヨタ自動車の安部静生常務理事(左)=2017年11月27日、東京都江東区

 だが、12月18日のトヨタの説明会で寺師氏はVWへの対抗意識を否定した。「ずっと前から、われわれはEVに遅れていない、ちゃんとした技術があると言い続けてきた」と強調。一方で、「電池を乗り越えるストーリーが描けていなかった」。プリウスも電池を積んでいるが、電気を使うのは低速走行時のみで容量は小さく、日産自動車のEV「リーフ」の電池の50分の1に過ぎない。トヨタは今回、30年に100万台以上のEV、FCVを販売する計画を打ち出しており、新たに大容量の電池が大量に必要になるのだ。

 パナソニックとの協業で「(パズルの)最後のピースがそろった」という。

 高性能電池の安定調達に一定の目途がついたことが、トヨタの電動車シフトを加速させ、自信を持って対外的に公表できるようになった。寺師氏はそう説明した。

 また、国内最大の製造業であるトヨタは、自社が「EVシフト」に踏み切ったときの影響の大きさを自覚しながら戦略を進めている節がある。寺師氏は「電動化を支える社会基盤整備にも力を入れていく」と強調。本格的なEV時代が到来し、電池の需要が急拡大すれば、寿命が切れた電池など産業廃棄物の増加や資源不足による電池価格の高騰につながる懸念もある。リチウムイオン電池には基本的に、レアメタル(希少金属)が使われており、トヨタはパナソニックとも協力し、資源の再利用やリサイクルの仕組みも構築していく考えだ。

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