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【新春直球緩球】ANAホールディングス片野坂真哉社長「中距離版のLCCを実現」

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【新春直球緩球】
ANAホールディングス片野坂真哉社長「中距離版のLCCを実現」

ANAホールディングス・片野坂真哉社長(桐原正道撮影) ANAホールディングス・片野坂真哉社長(桐原正道撮影)

 --今年は新たな中期経営計画も発表する

 「2020年東京五輪・パラリンピック後を見据え、全日本空輸(ANA)と格安航空会社(LCC)の事業比率の最適化が柱の一つ。中距離版のLCCを実現したい。2つ目は事業の選択と集中で、3つ目は人工知能(AI)などを生かし、コールセンターの応答を迅速にしたり、空港で自動翻訳技術を入れたりしたい」

 --業界を取り巻く経営環境をどうみる

 「世界経済が好調という追い風で航空需要が堅調。利益率も上がって財務体質も良くなった。傘下のLCC2社はともに国際線だけでなく国内線でも存在感を出している。競合の日本航空が積極的に投資をしてきているのでわれわれも負けないようにしたい」

 --顧客の嗜(し)好(こう)に変化は

 「インスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)を使って、顧客自身が映画俳優のように写真を撮って発信している。これに対応したマーケティングが必要だ。また今後は、地球に優しい素材や機内食へのこだわりなどに着目しないと選ばれなくなってくる」

 --インターネットを使った越境通信販売が貨物事業の追い風になってきた

 「平成29年9月中間決算では前年同期比で単価が20%増、収入は31%増。アジアや日本から中国に半導体部品を入れ、中国で生産した商品を米国に輸出するなど多国間取引が活発だ。単価を上げ収益を高めたい」

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