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【新春直球緩球】日本商工会議所の三村明夫会頭「生産力上げ、潜在成長力強化」

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【新春直球緩球】
日本商工会議所の三村明夫会頭「生産力上げ、潜在成長力強化」

日本商工会議所の三村明夫会頭=2017年12月19日午後、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影) 日本商工会議所の三村明夫会頭=2017年12月19日午後、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

 --昨年の経済は堅調だった

 「政治と経済は車の両輪というが、昨年はトランプ米政権の誕生など政治的には未曽有なことが次々と起きた。それにもかかわらず欧米も日本も堅調、中国も6%超の成長で安定的だった。日本経済も今年度の成長率見通しは1・9%。日本の潜在成長率が足元で1・1%にとどまっていることを考慮すると、実力以上に頑張っているのではないか」

 --今年の景気と経済界にとっての課題は

 「日本の景気は長期間上昇を続けている上、昨年以来、日本経済は需給ギャップがプラスに転じている。今や4兆円ぐらい需要が供給を上回っている状況の中で、生産能力をいかに引き上げるかが大きな課題だ。そのためのサプライサイド強化型の政策に真剣に取り組んでほしい。生産能力を上げ、日本の潜在成長力を高めることに重点を置く年になる」

 --中小企業にとっての課題は

 「供給能力拡大が重視される中で、中小企業の人手不足は深刻になっている。そのため、ITやモノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)などの技術を活用した生産性向上が重要だ。政府が中小企業100万社にIT支援することが政策パッケージに盛り込まれており、商工会議所としても、これに協力していく。また、多くの経営者が70歳を迎える『大事業承継時代』に突入する中で、廃業させるのではなく事業承継が重要になる。起業だけでなく、優良な企業を日本に残すことも重要な成長戦略で、まさにサプライサイドの重要な取り組みだ」

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