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新潟・長岡の山古志地区でドローン自律飛行実験に成功 KDDI

自律飛行に成功したKDDIのドローン=長岡市の山古志地区(同社提供) 自律飛行に成功したKDDIのドローン=長岡市の山古志地区(同社提供)

 KDDIは、新潟県長岡市の山古志地区で小型無人機のドローンを自律飛行させ、ニシキゴイの養殖池に薬剤を散布する実験に成功した。飛行総距離は約6・3キロ。途中で充電基地に着陸し、自動充電した上で離陸することもできたという。同地区では来年3月ごろにも災害時の活用を想定した実験を予定しているという。

 ドローンにはあらかじめ経路を設定。飛び立った後は携帯電話の通信ネットワークで飛行位置を把握し、地形を読み込んだ「3次元地図」で高低差を判別した。携帯のネットワークと3次元地図を使ったドローンの自律飛行で、充電基地への離着陸に成功したのは世界初という。

 実験は同市山古志支所の協力を得て、11月中旬に実施。山古志地区はニシキゴイの養殖で知られ、山肌には「棚池」と呼ばれる階段状の池が広がる。実験では、コイの寄生虫を除去する薬剤の散布をドローンが担った。

 同社は交通網の不便さや高齢化、働き手不足などの課題を抱える山間部での活用を想定し、実用化に向けたドローンの実験を進めている。4月には山古志地区でドローンの配送実験を行った。今後、国の法整備をにらみながら本格的に事業として展開したい考えだ。

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