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中部電が原発事故訓練 巨大地震想定、1万人参加

防災訓練が行われ、浜岡原発4号機の中央制御室を模したシミュレーター室で制御盤を確認する運転員=7日午前、静岡県御前崎市 防災訓練が行われ、浜岡原発4号機の中央制御室を模したシミュレーター室で制御盤を確認する運転員=7日午前、静岡県御前崎市

 中部電力は7日、南海トラフ巨大地震が発生し、浜岡原発(御前崎市)に大規模な被害が出たことを想定した防災訓練を実施した。全社を挙げた訓練は東日本大震災以降で7度目。8日までの2日間実施し、従業員延べ約1万人が参加する。

 訓練は午前9時ごろに静岡、愛知、三重の3県で震度7の地震が起き、稼働中の浜岡4号機が自動停止し、原子炉の冷却機能にトラブルがあったとの設定で実施。津波は高さ数メートルとして原発への浸水は想定しなかった。浜岡原発には昨春、海抜22メートルの防潮堤が完成している。

 地震発生直後に、勝野哲社長を本部長として、原子力災害に対処する「緊急事態対策本部」を名古屋市の本店に設置。浜岡原発とモニターで結んで情報収集し、対策を指示した。

 浜岡原発では、4号機の中央制御室を模したシミュレーター室で運転員10人が制御盤を確認しながら原子炉の様子を本店に報告、状況の変化に対応した=写真。災害の具体的な内容は事前に従業員には知らせなかった。

 支店でも大規模停電に対する訓練を行い、応急復旧に関する連携などを確認した。

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