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中国の人工知能技術が、米国を追い抜く日は近い?

世界各国が惜しみなく、人工知能の開発に資金をつぎ込んでいます 世界各国が惜しみなく、人工知能の開発に資金をつぎ込んでいます

 こうした動きに懸念がないわけではありません。中国は、昔から研究開発において基礎研究や応用研究を重視しない国家として知られています。2015年における研究開発投資の内訳を見ても、基礎、応用研究の割合は全体の15%程度しかありません。これは他諸国の2分の1から3分の1程度です。

 ビジネス的な“目先の魚”が釣れればいいのではないか--そんな批判を浴びていることを中国当局も意識はしており、「次世代AI発展計画」では、基礎研究を大事にするとうたっています。

投資金額で勝つのは難しい--どうする、日本?

 米国政府や中国政府の動きを見ていると、主に2014年から2016年に、政府として本腰を入れ始めたのが分かるでしょう。2~3年程度ということで、時間という面では、リカバリができる範囲だと思います。

 しかし、投資金額においては、やはり国家規模の差が如実に表れます。特に政府だけではなく、民間企業を含めた差は広がっているのが現実です。Google、Facebook、Apple、百度、阿里雲、テンセント、ファーウェイ……こうした巨大企業に続き、AIに巨額の投資を行う日本企業が求められています。

 「そんなに金が大事なのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。もちろん投資をしたからといって、必ず結果が出るとは限りませんが、これまでの連載で説明した通り、人工知能はデータ収集からデータ基盤の構築、アルゴリズムの開発人材、インサイトの発見など、何かにつけてお金がかかります。

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