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世界初の印刷方式で中型有機ELを生産、JOLEDが初出荷

JOLEDが初出荷した印刷方式の有機ELパネル=5日、東京都中央区(万福博之撮影) JOLEDが初出荷した印刷方式の有機ELパネル=5日、東京都中央区(万福博之撮影)

 パナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLEDは5日、世界初となる低コストの「印刷方式」で生産した中型の有機ELパネルの出荷を開始したと発表した。テレビなど大型パネル向けでも印刷方式の開発にめどがついており、パネルメーカーに技術供与する提携戦略を進める方針だ。

 出荷したのは、4K画像に対応した21.6型の有機ELパネルでソニーの医療用モニターに採用された。印刷方式は発光材料をプリンターのように塗り分ける方式で、有機ELで先行するサムスン電子など韓国勢が採用する「蒸着方式」と比べ、製造コストを2~3割下げられるという。

 当面は中型パネルの市場開拓に注力するが、中期的には大型や小型の領域でも展開を検討。5日に記者会見した田窪米治最高技術責任者は「印刷方式の技術標準化を目指す」と語った。

 現在は株主のジャパンディスプレイ(JDI)の石川工場(石川県川北町)で少量生産するが、JDIの能美工場(石川県能美市)を引き継いで平成31年にも量産する。来年3月末までに外部企業を引受先とした1千億円の増資を検討し、設備投資資金を確保する。

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