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“ネット鎖国”強化の中国が「世界インターネット大会」 サイバー空間の主導権狙う

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“ネット鎖国”強化の中国が「世界インターネット大会」 サイバー空間の主導権狙う

3日、中国浙江省烏鎮で開かれた、世界インターネット大会の開幕式(共同)     3日、中国浙江省烏鎮で開かれた、世界インターネット大会の開幕式(共同)    

 【北京=西見由章】中国国営新華社通信によると、浙江省桐郷市烏鎮で3日、「第4回世界インターネット大会」が開幕した。習近平国家主席は祝賀メッセージで「世界のインターネット管理システムの変革は重要な時期に入り、『サイバー空間運命共同体』の構築は国際社会の広範な共通認識になっている」と主張した。中国はインターネットの規制を大幅に強化し“ネット鎖国化”を進める一方で、国際的なサイバー空間の主導権を握ろうとしている。

 習氏は、情報技術の発展は経済や社会が発展する動力となる一方で「各国の主権や安全、発展利益に多くの挑戦をもたらしている」と述べ、中国がサイバー攻撃の被害者との立場をにじませた上で「サイバー主権」の尊重を訴えた。

 中国当局は、ネット上の言論が体制への脅威となることを警戒して「サイバー空間主権」なる概念を標榜し、今年に入り「サイバーセキュリティー法」や「ネットニュース情報サービス管理規定」など規制や検閲の根拠となる法令を次々と整備。またヤフー・ジャパンなど一部ポータルサイトの検索機能を使えなくしたり、複数の日本メディアのサイトを閲覧できなくしたりするなど、ネット上の“壁”を一層強固なものにしている。

 新華社によると、インターネット大会には王●寧・政治局常務委員が出席したほか、80カ国以上の政府代表や情報関連企業の幹部ら約1500人が参加した。ただ欧米主要国の高官や企業経営者らの出席は少数にとどまった。

●=さんずいに戸の下に邑

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