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東芝、WD訴訟初弁論 水面下の係争解決協議節目

東芝が公開した三重県四日市市で建設中の半導体工場。ウエスタン・デジタルとの協業の行方は今後の設備投資計画に影響する(AP) 東芝が公開した三重県四日市市で建設中の半導体工場。ウエスタン・デジタルとの協業の行方は今後の設備投資計画に影響する(AP)

 東芝が半導体子会社「東芝メモリ」の売却を妨害したとして協業相手の米ウエスタン・デジタル(WD)に1200億円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が29日、東京地裁(佐藤達文裁判長)で開かれた。

 WD側は訴えの却下を求めた。

 東芝側は「売却にはWDの同意が必要だ」との虚偽の情報を流され、早期の売却を不可能にしたと指摘。WDによる機密情報の不正取得もあったなどと主張している。

 WDは売却を契約違反として国際仲裁裁判所に差し止めを申し立てており、「審理は仲裁裁ですべきだ」と意見陳述。双方の意見はかみ合わなかった。

 一方、水面下で両社は係争解決に向けた本格的な協議に入っており、週末にかけて一つの節目を迎えそうだ。

 東芝はWDに東芝メモリの四日市工場(三重県四日市市)で建設中の第6製造棟への共同投資を呼びかける一方、投資に参加する条件として仲裁裁での訴訟の取り下げを求めている。

 東芝は次の設備の発注を11月中に済ませたいとWD側に伝えており、折り合えなければ単独投資に踏み切る意向。WD側の出方が焦点になっている。

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