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絶滅危惧種ニホンウナギを救え! 足利・渡良瀬漁協すみか設置へ

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絶滅危惧種ニホンウナギを救え! 足利・渡良瀬漁協すみか設置へ

埼玉県内の入間川に設置されている石倉カゴ(渡良瀬漁協提供) 埼玉県内の入間川に設置されている石倉カゴ(渡良瀬漁協提供)

 国際自然保護連合(IUCN)から絶滅危惧種に指定され、減少傾向にあるニホンウナギの資源回復を目指し、栃木県足利市の渡良瀬漁協(山野井淑郎組合長)は今年度から5カ年計画で、足利市内の渡良瀬川にすみかとなる「石倉カゴ増殖礁」を設置するなどの取り組みを進める。ウナギの保護、資源回復は国際的な課題で、今後の成果が期待される。(川岸等)

 ニホンウナギの資源量は減少傾向で、養殖に使うシラスウナギ(稚魚)の国内の採捕量は昭和30年代は200トンだったのが、今年度は15トンにまで落ち込んでいる。夏の風物詩、ウナギのかば焼きの需要に応えるため、輸入に頼っているのが現状だ。平成26年、IUCNのレッドリストに加えられ、保護対策が急務となっている。

 減少要因の一つがコンクリート護岸など生息環境の悪化で、成魚のすみかが失われ、産卵のために海に下るウナギの数が減ったとみられている。このため水産庁は生息環境の改善支援事業として、平成28年度に全国11河川で石倉カゴを設置。渡良瀬漁協も今年度から同事業に取り組むことにし、組合員が先進地・入間川(埼玉県)を視察するなどして準備を進めてきた。

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