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日本生命保険、生保契約書類に遺伝規定 40年前の記載残存、削除へ

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日本生命保険、生保契約書類に遺伝規定 40年前の記載残存、削除へ

日本の生命保険会社が審査する健康に関する主な項目 日本の生命保険会社が審査する健康に関する主な項目

 日本生命保険が販売する生命保険の契約内容を示した約款に遺伝に関する記載があり、家族の病歴や遺伝子検査の結果などの遺伝情報を加入審査で利用していると取られかねない内容となっていることが13日、分かった。

 遺伝情報は病気の治療や予防に役立つと期待されるが、保険の審査に使うことは差別に当たるとの指摘もある。日生は遺伝に関する表記について「家族の病歴を審査に使っていた約40年前の記載が残っていた。今は利用していない」と説明しており、近く削除する方針。金融庁もこの記載を把握しており「使っていない項目は、削除すべきだ」との見解を示した。

 生命保険会社は通常、本人の病歴などを基に将来の病気のリスクを評価し、保険加入の可否を審査する。日生によると、かつて生保各社は家族の病歴も審査に使っていたが、本人の発症リスクとの関連がはっきりしないため日生は昭和50年ごろから利用をやめている。

 最近は病気の治療や予防のために遺伝子検査を実施する医療機関もあるが、国内では現在、家族の病歴や遺伝子検査結果などを審査に使う保険はない。

 問題の記載があるのは、日生の生命保険「みらいのカタチ」の約款。この中の例外的な契約内容を定めた条項に「健康状態、遺伝、既往症等が会社の定める基準に適合しない場合でも、保険契約の責任を負うことがある」との記載があり、加入審査の基準の一つに遺伝が含まれると読める。

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