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不動産業界で活用進むバーチャル技術 家具配置など再現しリアルに物件を紹介

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不動産業界で活用進むバーチャル技術 家具配置など再現しリアルに物件を紹介

 不動産業界でAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術の販売現場などへの導入が相次いでいる。現地に行かなくても物件を内見できたり、内見で家具を置いた状態を再現できたりするサービスが花盛りだ。不動産取引では物件と暮らしのイメージを結びつけることで成約につながるケースが多く、各社は強力な営業ツールになるとみている。

 「好みの家具を置けるなど住んだときのイメージを持ちやすい」。大京穴吹不動産事業統括部の菅原仁担当部長は業界初のAR内見サービスの利点を強調する。

 大京グループは10日、首都圏エリアの仲介物件などで、家具を置いて日常感を出す「ホームステージングサービス」を、ARで再現するサービスを開始。何もない部屋にタブレット端末をかざすと、画面内に家具や小物が配置されて見える。家具は無印良品やカリモク家具などの人気ブランドにも設定できる。

 実物の家具を入れるホームステージングは「部屋の使い勝手が分かるため、成約に結びつきやすい」(菅原氏)が、貸家具の注文などに時間を要するほか、売り主に1戸当たり20万~40万円の費用がかかる。大京は売り主が大京だけと仲介契約を結べば、ARサービスは無料とした。

 相鉄グループは2日、リノベーションマンションの物件の3次元画像を特設サイトで公開したほか、販売会場ではゴーグルを使ったVR画像で部屋の印象を体感できるようにした。家具の色調を変えることができ、木目調やモノトーン調など複数のイメージを準備した。

 賃貸物件を店舗で内見できるのは大東建託。今月から、ゴーグルをのぞくと物件内を歩いているような体験ができるサービスを全国10店舗で試験的に始めた。来年4月から全店導入を目指す。最寄り駅などから物件までの移動も体験できる。

 賃貸物件探しでは利用者は複数の物件を内見するのが一般的だが、移動時間がかかるほか、一度の内見では比較が難しい場合もある。担当者は「VRなら一度見た物件を見直せるので比べやすい」としている。

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