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【神戸製鋼データ改竄】
打撃は来期本格化、資産切り売りも

 こうした影響は特別損失となって最終損益に反映されるが、金額は全く想定できない。損害賠償や罰金が発生する可能性もある。会見で梅原副社長は「信頼回復に向けた努力で減少幅を極力、最小化したい」と話すのが精いっぱいだった。

 こうした中、同社は社債発行が難しくなる場合に備え、みずほ銀行などの主要行に500億円の融資を要請した。当面の資金繰りに問題はないとみているが、BNPパリバ証券の中空麻奈チーフクレジットアナリストは「資産や事業の切り売りに追い込まれる可能性も十分ある」と話す。

 神戸製鋼と株式を持ち合う新日鉄住金の進藤孝生社長は30日の記者会見で「支援要請があれば検討し、対応する」と述べた。神戸製鋼の梅原副社長は「要請は考えていない」とするが、赤字が長引くようなら業界再編すら現実味を帯びる。

(井田通人)

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