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【神戸製鋼データ改竄】根拠示さず安全宣言 消費者の不安はぬぐえず

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【神戸製鋼データ改竄】
根拠示さず安全宣言 消費者の不安はぬぐえず

 消費者からすれば、いくら神戸製鋼が安全だとしても、その根拠が明確に示されない以上、不安は残る。まして、データ改竄という不正を働いた企業の言い分を消費者は素直に聞くことはできないはずだ。

 特に、強度が不足したアルミがさまざまな形態で自動車に利用されているとなれば、マイカーに神戸製鋼の製品が使われているかどうかが、消費者の最も知りたいところだ。しかし、最終商品などを公表しない報告では、その不安の解消には至らない。

 実際、自動車や鉄道車両向け製品の安全性確認は遅れている。現在、販売先525社のうち437社が安全性を確認したとし、8割を超えている。ただ、自動車や鉄道車両向けが中心の「アルミ押出品」については、販売先34社のうち14社と4割程度でしか安全性の確認がとれていない。

 自動車を含む分野の製品の安全性検証を急ぐと同時に、消費者が求める「どの最終製品に使用されているのか」といった情報公開も行われなければ、本当の意味で信頼回復にはつながらないだろう。

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