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【神戸製鋼データ改竄】名門の経営体質、信頼失墜 神鋼・日産、現場と乖離鮮明

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【神戸製鋼データ改竄】
名門の経営体質、信頼失墜 神鋼・日産、現場と乖離鮮明

データ改ざん問題の会見で、説明をする神戸製鋼所の梅原尚人副社長=20日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影) データ改ざん問題の会見で、説明をする神戸製鋼所の梅原尚人副社長=20日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

 神戸製鋼や日産の不祥事からは、本社の目が行き届きにくい製造現場でルールを軽視する風土が醸成され、自浄作用が働かなくなっている構図が透けてみえる。

 「現場に慣習として(ルール軽視が)根付いているのなら、すぐに直すのは難しい」

 あるアナリストはこう指摘する。

 神戸製鋼で発覚した不正隠蔽には管理職がかかわっていたといい、工場ぐるみの調査忌避といえる事態だ。

 だが、責任を現場だけに押しつけることはできない。野村証券の新村進太郎クレジット・アナリストは「企業統治の問題が指摘されるのは当然のことだ」と強調する。経営陣の危機感を現場に伝えられなかったことで、日本企業の経営体質に問題があることが浮き彫りになったのは確かだ。

 原因を徹底的に究明し、抜本的に見直さなければ、今後の信頼回復はおぼつかない。(万福博之)

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