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神戸製鋼問題で世界が問題視する「日本企業文化」

海外メディアは神戸製鋼の改ざん問題をどのように報じたのか(写真と本文は関係ありません) 海外メディアは神戸製鋼の改ざん問題をどのように報じたのか(写真と本文は関係ありません)

 要するに、今回のスキャンダルはバブル時代が生み出した高品質崇拝に背景があるということらしい。さらに中国などが低いクオリティーを提供する中、多くの企業が日本の提供するハイクオリティーは高くて手が出ないと考えているのに、それを提供しなければいけないと神戸製鋼は勝手に思い込んでいると指摘する。

 もちろんタイムズのいち記者の見解に過ぎないのだが、少なくともこの記事が世界各地で読まれていることは間違いない。

「メイド・イン・ジャパン」の信頼が揺らぐ

 一方で米国のブルームバーグの分析は深い。日本の「Kaizen(改善)」という企業文化が世界でも本などになっていることを挙げて、「日本のハイクオリティーという名声に寄与した工程革新の多くが、世界中で受け入れられ、本物で目に見えるような恩恵を与えている。だが完璧主義は時に崇拝のようになり、日本の国家的誇りが、優れた製造業の根幹にある謙虚さを低下させるリスクをはらんでいる」と書く。

 ドイツの放送局であるドイチェ・ヴェレも、神戸製鉄の疑惑は、日本企業の信頼を揺るがしている不正行為の数々に新たなケースが加わることになったとリポートし、「トップクオリティーの製造業という世界的な評価に傷をつけた」と指摘する。ロシア政府系のロシア・テレビは、「神戸製鋼はかなり残念な『クラブ』の仲間入りをした。そのクラブはスキャンダルや不始末に覆われた日本企業がメンバーである」と皮肉る。

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