産経ニュース

【神戸製鋼データ改竄】東海道新幹線向けで、新たに改竄アルミ3種類判明 国交省は省内会議で対応協議

ニュース 経済

記事詳細

更新

【神戸製鋼データ改竄】
東海道新幹線向けで、新たに改竄アルミ3種類判明 国交省は省内会議で対応協議

神戸製鋼所東京本社=11日、東京都品川区 神戸製鋼所東京本社=11日、東京都品川区

 神戸製鋼所の性能データ改竄(かいざん)問題で、JR東海の柘植康英社長は19日の記者会見で、東海道新幹線に使われたアルミ部品のうち、仕様書の品質基準を満たさない部品が新たに3種類見つかったと明らかにした。また、これまで見つかった問題のアルミ部品のデータを検証した結果、日本工業規格(JIS)の品質水準を最大3%下回っていることも判明した。

 柘植社長は「もともとの基準でも強度に余裕があり、安全上の問題はない」とし、問題の部品は今後、1年程度をかけて定期点検の作業時に交換すると説明した。

 新たに品質基準に満たないことが確認されたのは、車体の揺れや衝撃を吸収する「ダンパー」周辺などの3種類。これまでは車軸の回転を滑らかにする部品2種類で問題の製品が見つかっていた。神戸製鋼の2工場にJR東海の車両設計担当者が出向き、おおむね過去10年間に納入された「N700」「N700A」の計134編成向け部品のデータを精査した。

 一連の問題を受け、国土交通省は19日、省内各局を招集した連絡会議を開催した。データ改竄製品の対象領域が広がったことで、同省内で横断的な情報共有が必要となった。

 国交省はデータ改竄問題発覚後、航空会社や鉄道事業者、メーカー、神戸製鋼から情報提供を受けるなどして安全性について確認作業を続けており、今回の連絡会議では各局の情報収集状況などを確認したとみられる。

「ニュース」のランキング