産経ニュース

【神戸製鋼データ改竄】日本ブランド打撃懸念 「信頼性が瓦解」

ニュース 経済

記事詳細

更新

【神戸製鋼データ改竄】
日本ブランド打撃懸念 「信頼性が瓦解」

 神戸製鋼所の性能データ改竄(かいざん)問題の影響が世界規模で拡大している。18日で問題公表から10日が経過する中、欧州の航空当局や米国の司法当局が相次いで対応を公表。国際的に入り組んだ部品・素材の供給網に関わる神戸製鋼が起こした問題の全容はつかめないままで、国内でも日本ブランドへのダメージを懸念する声が出ている。

 「全体像は把握できる状況にない」

 三菱自動車の益子修最高経営責任者(CEO)は18日の中期経営計画発表会見で厳しい表情をみせた。

 三菱自動車は神戸製鋼から最初に連絡を受けたボンネット材料のアルミフードについては基本的には安全性に問題がないと確認した。しかし他メーカーから購入した部品で、神戸製鋼の素材が使われているものが見つかっているという。

 益子氏は「(調査対象が)だんだん増えてきている」とし、問題がないと断定できない状況にあると説明。経済産業省は26日をめどに神戸製鋼に供給先の安全評価を公表するよう指示しているが、想定以上に調査対象が増え、十分に対応できるかは疑問だ。

 日本企業をめぐっては、日産自動車の無資格検査問題も広がりをみせる。経済同友会の小林喜光代表幹事は18日の記者会見で、「日本経済はこれまでものづくり、品質、コンプライアンスの高さ、安心・安全のクオリティーの高さで評価されてきたが、音を立てて崩れていく」と、苦言を呈した。

「ニュース」のランキング