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【神戸製鋼データ改竄】欧州航空当局、神鋼からの調達停止勧告

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【神戸製鋼データ改竄】
欧州航空当局、神鋼からの調達停止勧告

神戸製鋼所東京本社=11日、東京都品川区 神戸製鋼所東京本社=11日、東京都品川区

 【ベルリン=宮下日出男】神戸製鋼の性能データ改竄(かいざん)問題で、欧州連合(EU)の欧州航空安全庁(EASA)は18日までに、域内の航空機関連企業に対して注意を呼びかける安全情報を出し、神戸製鋼の製品の利用状況を調査し、当面は可能な限り使用を停止するよう勧告した。

 安全情報は17日付。勧告では(1)航空機の製造や整備を行う企業に対してサプライチェーン(調達・供給網)を点検し、神戸製鋼の製品の使用の有無や使用時期を特定(2)関係当局に報告(3)代替の調達先が確保できる場合は、安全が確認されるまで神戸製鋼の製品の使用を停止-するよう関連企業に促している。

 EASAは神戸製鋼の製品について、安全性に「懸念」はあるものの、現時点では「危険な状況」とまではみなさないとし、規制などには踏み込んでいない。

 EASAは航空機の安全性を確保し、加盟国間の規則や認証手続きの調整などを任務とするEUの専門機関。EU28加盟国のほか、スイスやノルウェーなど計32カ国が加盟する。

 欧州では既に、航空機エンジン大手の英ロールスロイスが6つの製品の供給を神戸製鋼から直接受けていると明らかにしたほか、航空機大手エアバスが製品を使用していないか調査を開始した。米国でも、航空機大手ボーイングが調査に乗り出したとされる。調査は、米ゼネラル・モーターズ(GM)や米フォードなど自動車産業にも広がっている。

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