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【神戸製鋼データ改竄】石炭火力発電の増設で兵庫県が環境評価審査を停止 数値データの信頼性に懸念

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【神戸製鋼データ改竄】
石炭火力発電の増設で兵庫県が環境評価審査を停止 数値データの信頼性に懸念

神戸製鋼所東京本社=東京都品川区 神戸製鋼所東京本社=東京都品川区

 神戸製鋼所がアルミ製品などの性能データを改竄(かいざん)していた問題を受け、同社が神戸製鉄所(神戸市灘区)で進める石炭火力発電設備の増設計画をめぐり、兵庫県は16日、国の増設認可の前提になる環境影響評価審査の手続きを停止した。同社から提出された数値データの信頼性が損なわれている懸念があると判断したため。発電所の増設計画が狂えば同社にとって稼ぎ頭の電力事業にも暗雲が漂う。

 神戸製鋼は10月末に休止する神戸製鉄所の高炉跡地に石炭火力発電設備2基(出力130万キロワット)を建設。平成33~34年度に稼働させる計画だ。しかし兵庫県は今回の問題で「企業としての信頼が大きく問われる事態になっている」(農政環境部環境管理局)として、数値データなどを検証するため、16日の環境影響評価審査会の部会開催を延期。20日に予定していた兵庫県芦屋市民向けの公聴会も見送った。

 兵庫県によると、来年1月には知事が環境影響評価について意見を出す予定だが、「検証範囲次第ではスケジュールが後ろ倒しになる可能性もある」(同)。結果によっては、計画自体が頓挫する恐れも否定できない。

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