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【G20財務相・中銀総裁会議】PB目標先送り表明 日本の財政揺らぐ信頼性

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【G20財務相・中銀総裁会議】
PB目標先送り表明 日本の財政揺らぐ信頼性

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の記念撮影に臨む黒田東彦・日本銀行総裁=12日、ワシントン(ロイター) 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の記念撮影に臨む黒田東彦・日本銀行総裁=12日、ワシントン(ロイター)

 PBは、社会保障費などの政策経費と税収の差額を指す。赤字は収入より支出が多く、借金が増えていく状態だ。国と地方の借金が1千兆円を超える中、一刻も早く黒字化し、借金の膨張を防ぐ必要がある。

 財務相の諮問機関である財政制度等審議会はPB黒字化目標の実現が「将来世代に対する最低限の責務」と指摘する。しかし、この責務が目標先送りで揺らいでしまえば日本の財政の信頼性が損なわれかねない。

 将来的に財政に対する不安が高まると国債価格が暴落し、金利が急騰する恐れがある。足元の債券市場では、財政悪化懸念から売り圧力が高まり、長期金利が上昇する可能性もささやかれている。

 今は日銀の大規模金融緩和で金利が低く抑えられているが、それにも限界がある。金利が上昇すれば、実体経済を落ち込ませるだけでなく、国債利払い費の急増で財政再建が遠のく。

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