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東芝メモリ、WDとの対立が工場運営に影…サムスン対抗には関係修復急務

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東芝メモリ、WDとの対立が工場運営に影…サムスン対抗には関係修復急務

四日市工場で建設中の第6製造棟(左)=13日、三重県四日市市(万福博之撮影) 四日市工場で建設中の第6製造棟(左)=13日、三重県四日市市(万福博之撮影)

 一方、サムスンは今後数年間で2兆円規模と、東芝を上回る水準の増産計画を打ち出し、さらに東芝を引き離そうとしている。

 サムスンの独走に待ったをかけるには、東芝とWDがにらみ合いを続けている場合ではない。WDは四日市工場などでの投資にこのまま参加できなければ、次世代メモリーを販売できず経営に深刻な打撃となる。東芝も訴訟に負ければ、東芝メモリの売却手続きが止まり、債務超過を回避できなくなる恐れがある。

 杉本氏は「WDはともに成長するパートナーと考えており、係争の早期解決を目指している」と語る。東芝側も「早急にあるべき姿にしたい。投資も呼びかけている」(成毛氏)と関係修復を急ぐが、現時点でその道筋は見えていない。東芝メモリの売却先から外れたWDは「裁判で何が合理的かを分かってもらう」(関係者)と憤りを隠さない。打倒サムスンどころかこのままでは共倒れの危機だ。(万福博之)

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