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三菱UFJ銀、4月に大幅再編へ 三毛兼承頭取「従来銀行モデルは構造不況化」

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三菱UFJ銀、4月に大幅再編へ 三毛兼承頭取「従来銀行モデルは構造不況化」

インタビューに応じる三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取=9月28日、東京都千代田区(宮川浩和撮影) インタビューに応じる三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取=9月28日、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

 三菱東京UFJ銀行の三毛兼承頭取は11日までに産経新聞などのインタビューに応じ、来年4月に大規模な組織再編に踏み切る方針を明らかにした。貸出金利と預金金利の差である「利ざや」を収益の柱とする伝統的な商業銀行のビジネスモデルは「構造不況化している」との認識を示し、「顧客」を軸に組織を作り直す考えだ。

 具体的には、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の銀行、信託銀行、証券で別々に手掛けている富裕層向けの資産管理業務を一体運営するための新組織を立ち上げる。保有資産20億円以上の資産家を対象に、海外不動産・株式などの資産運用や節税を指南。銀行、信託銀、証券から数十人を集める。三毛頭取は「グループ一体提案で、外資系の資産運用会社とは差別化する」と強調。「三菱UFJ」とは別ブランドでの展開も視野に入れる。

 貸し出し業務については、信託銀の法人向けを集約するのに伴い、現在の「法人」「リテール(個人と中小企業)」「国際」-の3部門から、「リテール&コマーシャル(個人と中堅・中小企業)」「日系大企業」「非日系(外資系)企業」-の3部門に再編する。海外案件を一手に引き受けていた国際部門をなくし、企業ごとに国内外の事業を一括担当する。

 開発中の独自の仮想通貨「MUFGコイン」については、行内の実証実験の対象を150人から1500人に拡大したことを明らかにした。

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