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東証、約21年ぶり高値 終値2万881円 景気回復期待

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東証、約21年ぶり高値 終値2万881円 景気回復期待

後場開始から高値を更新した日経平均株価=11日、東京都中央区(春名中撮影) 後場開始から高値を更新した日経平均株価=11日、東京都中央区(春名中撮影)

 11日の東京株式市場は、世界的な景気回復期待や企業の好決算を材料に買い注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は7営業日続伸した。終値は前日比57円76銭高の2万0881円27銭で、平成27年6月24日に付けた安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が始まって以降の高値(2万0868円03銭)を上回り、8年12月以来、20年10カ月ぶりの高値を付けた。

 平均株価は、北海道拓殖銀行や山一証券の経営破綻などから始まる金融危機以前の相場水準に並んだ。今後は、北朝鮮情勢やトランプ米政権の動向などをにらみながらの神経質な展開となりそうだ。

 東京証券取引所第1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は1・67ポイント高の1696・81で19年7月31日以来の高値を付けた。市場規模を示す東証第1部の時価総額は625兆円を超え、過去最大となった。出来高は約15億3100万株だった。

 朝方は外国為替市場での円安一服や、相場の過熱感から利益確定の売りが広がり下落して始まった。その後、前日の米ダウ工業株30種平均の過去最高値更新や、内閣府発表の8月の機械受注統計が堅調だったことが買い材料となった。

 国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しで日本の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを上方修正したことも、景気拡大期待につながった。一方で高値警戒感や、衆院選の動向を見極めたいとの慎重な見方もあり、伸び悩んだ。

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