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神戸製鋼株は売りが殺到 午前は取引成立せず データ改竄で嫌気

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神戸製鋼株は売りが殺到 午前は取引成立せず データ改竄で嫌気

神戸製鋼所の東京本社=東京都品川区 神戸製鋼所の東京本社=東京都品川区

 10日の東京株式市場で、神戸製鋼所株に売り注文が殺到し、取引が成立しない状況が続いている。同社はアルミ製品の強度などで、性能データを改竄(かいざん)していたと8日に発表しており、業績への悪影響は必至とみて、売りが大きく先行した。

 気配値は前週末に比べ300円安い1068円まで切り下げられている。正午時点で、買い注文150万株程度に対し、売り注文が約3100万株となっている。

 8日に神戸製鋼所がアルミ製品の強度などの性能データを改竄していたと発表した後、日産自動車とSUBARU(スバル)、マツダが、三菱自動車、ホンダが神戸製鋼製アルミを自動車に使っていたことを相次いで明らかにした。

 さらに、鹿児島県の種子島宇宙センターから10日に打ち上げられたH2Aロケットに使われていたことも新たに判明するなど、問題が自動車メーカーから鉄道、航空宇宙分野まで広がりを見せている。

 自動車で安全性に関わる重要部品で強度不足などが確認されれば、大規模なリコール(無料の回収・修理)に発展する可能性がある。

 H2Aロケットを製造した三菱重工業によると、ロケットの一部にアルミ製品が使われていた。技術的には問題がないことを確認したという。詳細は明らかにしていないが、他のロケットにも使用されていないか調査する。

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