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サンマ不漁で76人解雇へ 岩手の缶詰工場休止

 サンマの記録的な不漁のあおりを受け、岩手県釜石市の食品加工会社「岩手缶詰」は、原料確保が困難になったとして、宮古市の缶詰工場を11月末で休止することを決めた。従業員88人のうち、パートら76人を解雇予定としている。

 同社は県内に6工場あり、宮古工場ではサンマのかば焼きや水煮の缶詰を製造し、大手食品メーカー数社に納めている。しかし不漁により、本年度の製造量は9月末時点で約1600トンと、前年同期に比べ約3割減少。サンマ高騰による原料費の増加もあり、採算維持が困難になった。12月以降は盛岡市の工場が業務を引き継ぐ。

 同社総務グループ藤原裕一次長は「苦渋の決断。水揚げ量が回復すれば工場再開や従業員の再雇用を検討したい」と話す。

 県水産技術センターによると、5日までの同県のサンマ水揚げ量は約2400トンで、前年同期の3分の1以下。1キロの平均単価は約1・5倍の374円。

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