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フィンテック支援、金融庁に新部署 ブロックチェーンなど技術革新後押し

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フィンテック支援、金融庁に新部署 ブロックチェーンなど技術革新後押し

 金融庁は21日、金融とITが融合した先進サービス「フィンテック」を後押しするため、金融機関などが行う実証実験を支援する部署を立ち上げた。メガバンク3行は10月にインターネット上の仮想通貨に使われている「ブロックチェーン技術」を活用した本人確認の実証実験で支援を申し込む意向で、金融業界の技術革新が加速しそうだ。

 金融庁が新たに設置したのは「フィンテック実証実験ハブ」で、受け付けた案件ごとにチームを作り、事業化に向けサポート。実験している事業が金融庁の監督指針や法令に照らして問題がないかを助言するほか、関連する省庁や業界団体との連携も図る。

 支援の要件としては、事業に革新性があるか▽実験に一般の利用者が参加する場合は利用者保護の対応を行うか▽実験の資金や人員などが確保されているか-などを想定している。

 三菱東京UFJ銀行をはじめとするメガバンク3行などは、ブロックチェーン技術を利用し本人確認の効率化を図る実証実験で支援を受けることを目指す。

 ブロックチェーンは複数のコンピューターで情報を共有し、データの改竄(かいざん)や消去が困難なシステムとされる。各社はブロックチェーンの管理機関を設置し、顧客の本人確認情報を共有。簡単な手続きで口座開設などの金融サービスが受けられるようにする。

 顧客のなりすましなどの不正行為を検証することもできる。本格運用は来春以降に判断するとみられる。

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