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【東芝危機】メモリ売却阻む社内の二重構造 社長と副社長、崖っぷちでの暗闘

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【東芝危機】
メモリ売却阻む社内の二重構造 社長と副社長、崖っぷちでの暗闘

 東芝が半導体子会社「東芝メモリ」の売却をまたもや決めきれなかった。米ウエスタンデジタル(WD)陣営を軸に交渉を進めているが、綱川智社長をはじめとする経営陣の「優柔不断」や社内の“暗闘”で、いたずらに時間を浪費し、自らの首をしめている。売却の方針を打ち出してから既に半年がたち、タイムリミットは刻々と迫っている。(井田通人)

 「もう売却先をWDに決めてはどうか」。東芝の主要取引銀行の首脳は8月中旬、都内で綱川社長と会い、こう強く迫った。東芝が当初、東芝メモリ売却の優先交渉先に選んだ日米韓連合との交渉が停滞。東芝の合弁相手で他社への売却差し止めを国際仲裁裁判所に申し立てたWDとの訴訟が壁となっていたからだ。

 綱川社長は日米韓連合との交渉を続けたが、経済産業省や他の主要取引銀行からも「パートナーのWDと和解して『元さや』に収まるのが一番いい」との圧力が増大。綱川社長はWDへの売却に大きく傾いた。

     

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