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【ZOOM東北】岩手・国道4号の金ケ崎拡幅に注目 4車線化が震災被災地の本格復興にも寄与

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【ZOOM東北】
岩手・国道4号の金ケ崎拡幅に注目 4車線化が震災被災地の本格復興にも寄与

金ケ崎拡幅が事業化され、早期の4車線化に期待が膨らむ岩手県金ケ崎町内の国道4号 金ケ崎拡幅が事業化され、早期の4車線化に期待が膨らむ岩手県金ケ崎町内の国道4号

 事業化の実現について、「(4車線化に伴う)自動車や物流などの産業振興のストック効果に加え、地元の情熱が功を奏した」と話すのは国交省岩手河川国道事務所の十枝内(としない)美範副所長(道路担当)。

 金ケ崎町の平成26年の工業出荷額は5123億円。人口わずか1万6千人の町なのに県内トップだ。東北でも6位。自動車関連で一体的な経済圏を構成するお隣の北上市と奥州市を加えると約1兆1千億円で、東北1位の仙台市に匹敵する。4車線化による利便性向上が産業振興に与える影響は計り知れない。

 4車線化を推進してきた地元の「一般国道4号金ケ崎区間4車線拡幅整備事業促進期成同盟会」の努力も見逃せない。この種の組織は一般的に自治体が中心だが、この期成同盟会には沿線の9つの自治会長が会員として名を連ね、岩手中部工業団地の最寄の自治会長が歴代会長を務めている。

 道路拡幅で最大のネックは用地買収。沿線の自治会長の参加で用地買収に全面協力する姿勢を示し、実績も残してきた。国道4号から岩手中部工業団地に最も近い三ケ尻交差点の改良工事だ。東北道・北上金ケ崎IC方面から国道4号を南下、右折で工業団地に向かう車両による混雑を解消するのが目的だった。

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