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【ビジネス解読】中国の偏愛? トヨタがVWに勝てないワケ どうなる世界首位奪還

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中国の偏愛? トヨタがVWに勝てないワケ どうなる世界首位奪還

VWが発表した新型「ゴルフ」=5月25日、東京都内 VWが発表した新型「ゴルフ」=5月25日、東京都内

 2017年の自動車販売の世界首位は前年覇者の独フォルクスワーゲン(VW)か、返り咲きを狙うトヨタ自動車か。1年の戦いの折り返しを迎えたところで、勝負の行方を占うために足元の自動車市場の状況を点検すると、次々にトヨタに不利な材料が出てきた。

 米自動車専門誌オートモーティブニュース(電子版)などによると今月初め、現代自動車の米国販売トップのデリック・ハタミ氏が辞任したという。5月に退任が発表された米フォードモーターのマーク・フィールズ社長兼最高経営責任者と同様、業績不振で事実上解任されたようだ。競合メーカー首脳の相次ぐ退任に、トヨタは警戒感を強めているはずだ。両氏が地位を追われた背景には、米国自動車市場の変調と競争の激化があるからだ。

 いうまでもなく米国は、販売台数と利益の両面で最大の比重を占めるトヨタにとっての要の市場。好調な米景気とともに、米新車販売は昨年まで7年連続で拡大し、市場規模は過去最高の1755万351台に達していたが、今年は明らかな調整局面に入っている。5月の米国新車販売(米調査会社オートデータ調べ)は前年同月比0.5%減の151万9175台と5カ月連続の前年割れ。年率換算(季節調整済み)では1666万台と前年同月から3.0%減り、市場予想(1690万台)を大幅に下回った。変調は、販売ローンなど自動車金融でも顕著だ。米金融政策が利上げ局面に入ったこともあり、自動車ローンでは信用力の低いサブプライム層で返済の焦げ付きが増加。SMBC日興証券の調査によると、90日を超える延滞率は今年1~3月期まで3四半期連続で上昇し、新規の深刻な延滞残高はすでに金融危機前の2008年7~9月期に匹敵する水準にあるという。

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