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【トランプ政権】米政権、8月にもNAFTA再交渉 産業界は動向注視

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【トランプ政権】
米政権、8月にもNAFTA再交渉 産業界は動向注視

 【ワシントン=小雲規生】貿易赤字削減を目指すトランプ米政権の通商交渉が本格的に動き始めた。議会に対して北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を通知したことで、早ければ8月中旬にもメキシコ、カナダとの協議が始まる見通しとなったためだ。ただ、再交渉には米国内でも慎重な声があり、今後の先行きは見通せない。

 トランプ大統領は今月、英誌エコノミストのインタビューでNAFTA再交渉の規模は「大幅なものになる」と発言。交渉次第では脱退も辞さないと強調している。

 トランプ氏が再交渉にこだわるのはNAFTA発効後、自動車産業が製造拠点をメキシコに移し、米国に製品を輸出する流れが強まったとの思いがあるからだ。ロス商務長官も再交渉の狙いについて「貿易赤字を削減することだ」と明言している。

 ただ、各企業はすでに3カ国をまたがるサプライチェーン(部品調達網)を構築しており、再交渉に対する産業界の反応は複雑だ。米自動車大手でつくる自動車政策評議会(AAPC)は18日の声明で「NAFTAは米国の自動車産業の世界市場での競争力を強めてきた」と指摘。その上で、再交渉では為替操作問題や米国の安全基準の普及に取り組むよう求めた。

 また、米国の牛肉生産者の団体は同日、再交渉について「牛肉生産者に不必要なリスクをもたらす」と懸念を表明。米国からメキシコへの牛肉輸出はNAFTA発効後に750%以上増えたとして、再交渉で成功を帳消しにしないよう訴えている。

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