産経ニュース

損保3社、過去最高益 29年3月期連結 自然災害支払い減

ニュース 経済

記事詳細

更新


損保3社、過去最高益 29年3月期連結 自然災害支払い減

 損害保険大手3グループは19日、平成29年3月期連結決算を発表した。最終利益は東京海上ホールディングス(HD)が前期比7・6%増の2738億円となるなど各社が過去最高を更新。主力の自動車保険が好調に推移したほか、自然災害による保険金の支払いが前年に比べて減少したことなどが収益を押し上げた。

 売上高に相当する正味収入保険料は、前期に火災保険の料率改定で保険料が値上げされる前の駆け込み需要があった反動でSOMPOHDが微減。他の2グループも国内は減収だったが海外連結子会社が貢献し、連結では増収を確保した。

 自然災害は熊本地震などがあったが保険料の支払いは前年に比べると少なく、MS&ADインシュアランスグループHDの柳川南平専務執行役員は「見込み通りで大きなロスはなかった」とした。

 30年3月期の最終利益も各グループが増益を予想。SOMPOHDは3月に買収した米子会社が連結対象になるため10%の増益を見込んだ。国内についても辻伸治副社長は「そうとう保守的にみた」と強調した。

 ただし、今年は自動車保険の保険料の目安となる「参考純率」が14年ぶりに引き下げられる見通しとなっている。東京海上HDの藤田裕一専務は保険料引き下げについて「視野に入っている」としつつも「部品の高度化で修理費など保険金単価は上昇傾向にある。消費増税などを総合的に勘案して対応を考えたい」とした。

「ニュース」のランキング