産経ニュース

厚労省「ブラック企業リスト」に載った企業の傾向は?

ニュース 経済

記事詳細

更新


厚労省「ブラック企業リスト」に載った企業の傾向は?

厚労省が発表した「ブラック企業リスト」 厚労省が発表した「ブラック企業リスト」

建設、製造、サービス業が8割を占める

 掲載企業を産業別にみると、最多だったのは建設業で、34.6%(115社)。製造業が22.8%(76社)、サービス業などが20.48%(68社)と続き、上位3産業が全体の約8割を占めた。

 一方、金融・保険業は1社(0.30%)、不動産業は2社(0.60%)と少数だった。

違反した法令は? レアケース「じん肺法」も

 違反した法令の内訳は、労働安全衛生法が211件(59.1%)でトップ。建設・製造事業者が、現場での安全管理義務を怠ったことで事故が発生したケースが多かった。

 2番目に多かったのは、違法な長時間労働など労働基準法で、63件(17.6%)。時間外労働が常態化していた電通も、この法令違反に該当する。

 違反例が少数だった法律は、「じん肺法」(1件)など。常に粉じん作業に従事していた労働者に、じん肺健康診断を受診させなかった土木系企業が、同法に違反していた。

 厚労省によるリストの公表に対し、東京商工リサーチは「企業名公表を受け、今後は多くの企業が従業員の『働き方改革』に着手するだろう。ただ、改革に着手できるのは業績が安定している大企業に限られるとの指摘もあり、国内の企業全体への浸透はまだ入口に立ったにすぎない」とみている。

このニュースの写真

  • 厚労省「ブラック企業リスト」に載った企業の傾向は?
  • 厚労省「ブラック企業リスト」に載った企業の傾向は?

「ニュース」のランキング