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【平成30年史 JRの歩んだ道編(3)】分割めぐる激しい対立 印刷所 盗み見た守旧派文書

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【平成30年史 JRの歩んだ道編(3)】
分割めぐる激しい対立 印刷所 盗み見た守旧派文書

国鉄分割民営化とJR発足後の経過 国鉄分割民営化とJR発足後の経過

 当時30~40代の若手改革派には退路を断つようなやり方に慎重論もあった。明らかな制裁人事もあり、改革派の多くは6月24日の“政変”まで勝ち目は少ないと考えていた。

 改革派が正しいと信じていたものは何だったのか。

 「狭い国土に人口が集中し、都市が連鎖状に分布している日本には、安全性と大量輸送、定時運行、高速化という鉄道の特性が発揮できる地の利があると信じていた」と夏目は語る。

 折しもバブル絶頂の前夜。「余剰人員の引受先があった。少しでも遅れれば、高騰した土地を売ればなんとかなるという従来の経営幹部の理論に染まっていただろう」

 時代も改革を後押しした。

                  

 ■「一つの国鉄」時経て二極化

 天皇陛下が地方訪問で東京駅から東海道新幹線を利用される際、皇居に近い丸の内側改札から駅長が先導する。先導役は新幹線のホームで別の人物と交代し、列車の出発を見送る。

 最初の駅長はJR東日本の、引き継ぐのはJR東海の東京駅長だ。

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