産経ニュース

【東芝危機】東芝メモリ売却交渉に鴻海&シャープ連携参画へ 日本勢取り込み

ニュース 経済

記事詳細

更新

【東芝危機】
東芝メモリ売却交渉に鴻海&シャープ連携参画へ 日本勢取り込み

東芝本社の外観=東京都港区(宮崎瑞穂撮影) 東芝本社の外観=東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

 同様にブロードコムやSKハイニックスも、日本企業や投資家を巻き込むことで、政府のお墨付きを得る狙いだ。1次入札で日本企業の参加はゼロだったが、政投銀や革新機構は2次入札からの参加を模索している。ブロードコムは政府系の両社を取り込み、日米連合で交渉を円滑に進める方針だ。

 東芝メモリの買収にあたっては、各国当局による独占禁止法の審査が必要となる。WDやSKハイニックスなど競合する製品を扱うメーカーの場合、審査が難航する事態も懸念される。一方、ブロードコムは通信用半導体が主力で、直接競合しておらず、買収へのハードルが低いとの見方もある。

 こうした中で、東芝と半導体メモリーを共同生産してきたWDは、従来の契約を理由に独占交渉権を要求している。特に、ブロードコムに対する警戒感は強く、東芝が交渉を強行すれば、訴訟に発展する懸念もある。東芝は5月中旬にも2次入札を行う予定だが、手続きは想定より遅れているという。(万福博之)

「ニュース」のランキング