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【平成30年史 JRの歩んだ道編(2)】駅失い「町は地図から消えた」 国道費の5%で維持できるのに…

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【平成30年史 JRの歩んだ道編(2)】
駅失い「町は地図から消えた」 国道費の5%で維持できるのに…

廃線になった旧JR池北線川上駅ホームに立つ元国鉄マンの三浦成作さん。かつてはホームが3つあったという=3月18日、北海道陸別町(市岡豊大撮影) 廃線になった旧JR池北線川上駅ホームに立つ元国鉄マンの三浦成作さん。かつてはホームが3つあったという=3月18日、北海道陸別町(市岡豊大撮影)

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 未曽有の被害を受けた東日本大震災の被災地では、宮城・岩手県境の大船渡線と気仙沼線が昨年、鉄路の復旧を断念した。代替は「バス高速輸送システム」(BRT)。専用レーンで渋滞を回避し、スマートフォンでバスの居場所も分かる。被災した旧駅と離れた新しい商店街にもルート設定ができる。だが、地元では「駅」を失うことへの懸念は消えない。

 元国交省事務次官で分割民営化に携わった本田勝は「いまこそ、地域の中でJRも含めてどういう交通網を残していくのか議論すべきときだ」と話す。

 只見町の目黒長一郎は漏らす。「将来世代に負担を背負わせることになると言われるのが一番つらい。そうならないよう観光客の受け入れ態勢を整えたい」

 ただ、がらんとした駅前に、まだ希望は見えてこない。(敬称略)

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