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【平成30年史 JRの歩んだ道編(1)】国鉄時代、過酷な労使交渉 異動介入「断ると将来ないよ」

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【平成30年史 JRの歩んだ道編(1)】
国鉄時代、過酷な労使交渉 異動介入「断ると将来ないよ」

午前0時、JRが誕生した瞬間、駅員はそっと腕時計に視線を落とした=昭和62年4月1日、大阪駅 午前0時、JRが誕生した瞬間、駅員はそっと腕時計に視線を落とした=昭和62年4月1日、大阪駅

 「一部の幹部は影響力の強い労組に嫌われたくないという意識に支配され、大胆な改革が進められないでいる。経営陣の刷新が必要だ」

 関係者は、経営側への影響力が過剰に強まることへの懸念を強めている。

 同労組は産経新聞の取材に対し、「取材趣旨が分からないので応じられない」と回答している。

 JR東労組が行った今回の全員投票でも、危険を承知でスト権確立へ反対を呼び掛ける組合役員がいるなど、かつてのような一枚岩とはいえない状況だ。同労組が公表した文書によると、投票の結果、賛成票の割合は82.3%。これを高いとみるか、低いと考えるかは評価が分かれる。

 国鉄時代のような厳しい労使対立の時代は、再び始まるのだろうか。

 民営化から30年、7つに分割されたJR各社の格差が明確になってきた。自動車社会と過疎化の進行、そして相次ぐ災害-。鉄道をとりまく環境が厳しさを増していくなか、JRが歩んだ道を振り返る。

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